人生100年、生涯のプランはどうすれば?

人生100年、生涯のプランはどうすれば?

人生100年、生涯のプランはどうすれば?

 

リンダ・グラットン氏のライフシフト

ふとあることがきっかけで、英国ロンドンビジネススクール教授リンダ・グラットン氏の著書(Life shift)を読みました。

 

 ( Lynda Gratton Born 1955 Liverpool, England, UK.  Occupation Author, academic, management consultant.)

 

 今まで人生80年というフレーズが固定概念として定着していましたが、いつしか100年に切り替わっています。小泉進次郎代議士や自民党の議員などの人生100年時代の社会保障へという提言もありました。これは人口減少や高齢化に対応する社会保障制度の改革を訴えるものとなっています。

 

 これらの動きの中で、 Lynda Gratton氏のLife shiftで要約されていることを追って見ようと思います。

 

100歳を超えた生き方

 リンダ・グラットン氏の著書の中で、人生が100年・100歳を超えた生き方をするようになれば今までの生き方そのものが大きな変化となりくつがえされるでしょうと述べています。60歳、65歳の定年から平均寿命の長寿化により、老後の人生がこれまで以上に伸びているのは間違いありません。

 

 リタイアメント後の生活を想定した場合、65歳からの5年もしくは10年の定年延長も可能性が全くないとは言い切れません。英国の調査結果では、退職年齢が遅くなることにより余命が延びているという報告がなされています。

 

3つのステージ

 著書はさらに人生のライフステージを3つに分類しています。1つ目は、学びの学生時代から卒業まで。2つ目は就職から退職までの会社生活。そして最後はリタイアメント後というカテゴリーにわけているのです。

 

現在の風潮なのでしょうか?

 2009年頃から書籍やメディアで、人生の終わりについて考える活動もしくは自分の死と向き合う『終活』が広がりつつあります。終活の良き点は、残された家族への遺産や意思表示を事前に伝えられること、また健康面でのゴールに向けた取り組みや老後の残された時間を清算する目的もあるでしょう。個人差はありますが、終活スタートの時期を設定し行動するのが一連の流れのようです。ヨーロッパでは、リタイアメント後の人生の捉え方として第二の人生としている国もあるようです。死を現実に捉えた終活と第二の人生。

 

女性の社会進出から見えてくるもの

 さらに、北欧の社会政策の一例も紹介されています。チャイルドケア政策を推進するデンマーク、スウェーデン。男性の育児休暇取得率も高く、女性の社会進出によるキャリア確保も日本より先進的です。福祉国家として名高いスウェーデンでは、女性の就業率80%そして出生率約1.9という数字は世界最高水準となっています。

 

 スウェーデン政府は過去に就学前保育の改革を行い、保育園の立ち位置として働く親の子供を預かる保育施設から、預けられた子供を教育する施設へと変更をおこなっています。(保育の学校化)

 

 これにより保育施設の対応・管轄が教育省になり、保育士も教える人として学校の先生という扱いに。社会的ステータスの向上はもとより、給料面や就業環境の変更にもつながっています。