PCX Vベルト交換

PCXの魅力?
 2010年に登場した初代PCXのコンセプトは、パーソナルコンフォートサルーン!当時はアイドリングストップ機能や、街中の平均燃費が45km前後に驚いたものです。

 

 さらに2014年になると2代目になり、燃料タンク容量が5.9リットル→8リットルに拡大したうえ燃費も向上。

 

 

 

 フルモデルチェンジによる3代目において、型式は125が「JF28」から「JF56」へ、150は「KF12」から「KF18」に変更となりました。

 

 2018年9月からは、PCXハイブリッドの登場!エンジンや車体などのプラットフォームは現状維持のまま、エンジン始動や発電を担うACGスターターに駆動アシスト機能を持たせたハイブリッドモデルです。

 


 ちなみにハイブリッドモデルは、最大33%のトルクアップとクラッチにつながる時間の短縮及び電動モーターによるスタート時のダッシュ力の向上が特徴となっています。

PCXハイブリッド 最高出力12ps(エンジン)+1.9ps(モーター)  車重135kg  定地燃費55.0km/L

 


 スマートキーシステム、ボディ剛性の向上など先進性を追求するPCX。
そんなPCXのドライブベルト交換の手順をお伝え致します。


PCXドライブベルトの場所は?

PCXドライブベルトの場所は?

 PCXのドライブベルトは、青くかこんだプーリーカバー内にあります。
PCXには日本仕様とタイ仕様の2種類があり、画像のような黒いカバーもあればシルバーのプーリーカバーもあります。

 

 プーリーカバーの開閉には、ピンクの枠内のサイドスカートが邪魔になります。
まずはサイドスカートを外しましょう。

 

 手順になりますが、通常の左足を置くスペースにあるゴム製のフロアステップを全部めくります。

 

 すると合計6個の止めネジと1個のボルトが出てきます。これらを外したうえで、下のサイドスカートのツメを外して下さい。

 

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駆動系パーツ

PCX駆動部の働き
 サイドスカートの脱着はできましたか?
 インナーカウルとサイドスカートの接続部の隠しネジのようなツメはとても折れやすく、次回のメンテナンスノために覚えていると便利です。

 

 では、上記画像のカバーケースの8mmボルトを外しましょう。

 プーリーカバーがはずれ

PCX駆動部が露出します。

 

 左がプーリー、右がクラッチアウターそして中央のドライブベルト

 


ドライブベルト脱着

六角ナットの位置決めマークを!
 さあ、ドライブベルトをはずしにかかりましょう。この駆動部にある左右のプーリー、クラッチアウターにある中心のナットはとても重要な位置付けです。

 

 組み立て直すときのナットを締めるトルク(力加減)が決まっています。締める力が弱ければ駆動部脱着もあり、逆に強すぎるとベルトを挟み込むことやボルト折れの要因にもなります。

 

 既定のトルク配分がベストです。もしトルクレンチがなければ、上記画像のようにマーキングがお薦めです。

 

専用工具の必要性

 プーリー固定レンチで押さえ

 


別のラチェットレンチでナットを外します。

ナットがとれました!

ドライブフェースのナットサイズ 22mm

締め付けトルク数は 54Nm

 


同じ要領でとりましょう!

クラッチアウターもとれました!

 できればこの機会に、パーツクリーナー等を用い内部をキレイにしたいものです。またベルト駆動の為、洗浄剤の残留のないようエアーもしくはきっちり乾燥させることが必要になります。ベルトの破損ゴミもあれば要回収です。


Vベルトについて

ドライブベルト消耗
 メーカーでの交換目安:2万kmに一度の交換となっています。

 

 このPCX純正のベルト幅は約22mm。

 

 実際に21.3mm幅まで減っていった時の最高速は、新品交換時より13km〜15kmダウンでした。

 

 ピットでの実測値とROM接続によるPSと回転数によるデーター推測からも同様の数値が表示されました。細くなると、変速比が規定値より変更されるために、高速回転時の減速要因の一つとなっています。

 

HONDA 純正 PCX125 JF56 ドライブベルト

純正部品番号23100-K35-V01 PCX125 JF56 (2014年〜2017年)

 

HONDA 純正 PCX ドライブベルト

純正部品番号23100-KWN-901 JF28 前期型PCX JF28/JF56/KF12/KF18


駆動部チェックをしましょう

クラッチシューも確認できれば!
 左はクラッチ、右側がクラッチカバーです。クラッチには、3つの白いクラッチシューがあります。
 これが遠心力でクラッチカバー内で広がり後輪を回転させる仕組みとなっています。

 白いクラッチシューも減り具合や表面の荒れ、またクラッチカバーの内側もクラッチシューの擦れ加減を確認しましょう。

 

 あまりにも擦れがひどい場合には、表面を均等にできるようサンドペーパーで研磨します。

 

HONDA (ホンダ純正部品 ) クラッチウェイトセット

PCX125/150 JF56/KF18 993121

 

ホンダ純正品]HONDA PCX125 (JF28)

 

純正ドリブンフェイスセット(タイ仕様) 990711

 


ドライブ側の確認
 このドライブフェイスも組み込み作業時には、車体のクランクシャフトの細かいギヤの刻みに合わせてきっちりはめましょう。ボルトの山をなめないように既定のトルクで締めましょう。

 

左側がランププレート、それに付属する黒いスライドピース
 画像では2点のスライドピースですが、3点付属します。このスライドピースの摩耗がないかチェックします。

 

右側のムーバブルドライブフェイスとウエイトローラー
 6個のウエイトローラーを取り外し、消耗具合を確認してください。均等な擦れでなく、偏磨耗もよくあることです。もしそういう状況であれば、6個すべてを交換しましょう。

 

 これらは各部位を洗浄後、重要箇所のグリスアップし再組立てをします。


まとめ

組み立ては完了しましたか?
 もうお分かりだと思いますが、Vベルトの組み込み作業は意外と大変です。

 

 最初のうちはクラッチにベルトを掛けてから、下の画像のようにインシュロック(タイラップ)でロックするのも良いかもしれません。

 

 

 駆動系のメンテナンス作業ができるようになると、整備できる領域がぐっと広がります。また専用工具を活用することにより労力の軽減にもつながります。
良いバイクライフを!

 


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