自衛隊出身のお笑いタレント・やす子とは？

 

人気を博しているピン芸人

　2023年上半期ブレイクタレント1位に輝いたお笑いタレント・やす子（25）さんは、自衛隊出身ならではの「5段階ほふく前進」ネタや、「はい〜」という独特な返事で人気を博しているピン芸人でもあり、現在大活躍されています。

 

　彼女の可愛らしい見た目としゃべり方に、多くの人々が目を奪われているのではないでしょうか。

 

　おもしろ荘2021に出演してからテレビで見かける機会がとても増えていますが、やす子さんが自衛隊を辞めた理由が衝撃的だと言われています。

 

　そんな気になるやす子さんについて調べてみようと思います。

両親が離婚
　やす子さんは、2歳の時に両親が離婚しました。離婚後、やす子さんは母親に引き取られましたが、幼少期からはかなりの極貧で、家にはテレビもありませんでした。

 

　中学時代には母親には内緒でに児童養護施設に保護してもらい、食事を提供してもらうなどの支援を受けていたそうです。

 

　さらに、やす子さんは制服などを身に着ける際にも、お下がりが当たり前だったと言います。高校時代は水泳部でしたが、同じ水着を3年間着用したそうです。

　修学旅行の費用も学校の先生が出してくれ、高校入学から卒業の18歳まで養護施設で過ごしました。

 

　高校時代には女子グループからの壮絶ないじめを受けていたようです。そのため、お弁当はトイレで食べていたそうです。何故か学校の先生に児童養護施設から通っていることがばれ、登校拒否になったこともあるそうです。

 

　この出来事について、やす子さんは次のように語っています。「いじめが苦しくて、人生をやめてしまおうかと思う時がありました。」しかし、なんとかいじめに耐え抜き、高校を卒業したやす子さんは、衣食住が揃っていることを理由に自衛隊に入る決意をするのです。

 

陸上自衛隊に入隊
　やす子さんは、山口県立宇部中央高等学校を卒業し、大久保駐屯地の施設科に配属され、2等陸士からキャリアをスタート。

 

　ブルドーザーオペレーターとして2019年まで勤務します。

 

　自衛隊への入隊のきっかけは、『安定した生活』と言われているように、『自衛隊は衣食住がすべて揃っている』という理由が大きかったようですね。

　自衛官には、任期制自衛官という2年ごとに退職されるシステムがあります。2017年から2019年までの2年間を自衛官として過ごされ、任期を無事終了します。

 

　芸人になりましたがやす子さんは、除隊後も訓練を続けることが出来、有事には予備要員として動けるようにしておく即応予備自衛官として所属しているようです。

 

　さらに彼女は辞めたときのことをこう話しています。『入隊して1年半くらい経った頃ですね。ある日、上官が自分の前を歩いていて。その時急に、"自衛官、辞めよう！"という天の声のようなものが降りてきたんです。』と。

相方が予想外の欠席
　自衛官を退職し、住まいもまだ決めていなかったやす子さん。

 

　とりあえず上京して、官公庁で清掃員として働きます。

 

　自衛官時代からお付き合いのあった友人の誘いでお笑いを始め、『新人類』という名前のコンビを結成し、見事ソニー・ミュージックアーティスツに所属することに。

 

　ところが、ライブ当日に相方が予想外の欠席をしてしまい、絶体絶命のピンチに。

 

　どうしようかと思ったとき時、ピン芸を思いつき披露します。ところがこの反響がとても良く、それ以来「やす子」として活動されているそうです。

「マツコ会議」に出演
　元自衛官の女性お笑い芸人・やす子が１８日、日本テレビ「マツコ会議」に出演。自宅を公開した。

 

　壁には張り紙がたくさんあり、「２０２３年　稼ぎ楽しむ」「仕事をとり続ける」「目標年収２５００万円」と筆で大書したものも。

 

　マツコからツッコまれると「昔、すごく貧乏だったので、いまはお金を稼ぐことがモチベーション。今年は２５００万まで頑張りたいです」と意味を説明した。

複雑な家庭環境で育ち、いじめも経験
　やす子さんは、複雑な家庭環境で育ち、いじめも経験されましたが、大学には進学せず、高校卒業後に自衛隊に入隊されました。

 

　2年間、自衛官として活躍された後に、芸人を目指し、見事に芸能界でも有名に！

 

　やす子さんの生い立ちは複雑ですが、テレビで拝見する姿からは、過去のいじめや苦労など想像もできず、ただ偉大な才能と輝かしい成果を感じさせます。

 

　これからもやす子さんのご活躍を心より応援したいです！