マイバッハブランドの歴史上、最もスポーティなモデル
メルセデス・ベンツ日本は11月29日、ウルトララグジュアリーブランドのメルセデス・マイバッハより新型のロードスターモデル「メルセデス・マイバッハSL モノグラムシリーズ」を発表しました。
このモデルは、「マイバッハブランドの歴史上、最もスポーティなモデル」として位置付けられ、細部までこだわった絶妙なデザインと上質な素材の組み合わせが特徴です。
メルセデス・マイバッハSL モノグラムシリーズは、オープンエアモデルとして、豪華な走りと開放感を両立させています。
車体の外観には、メルセデス・マイバッハブランドを象徴するクラシックなエレガンスが際立ち、内装には最高級のレザーや木材が使用されています。
さらに、最新のテクノロジーが取り入れられたドライバーアシストシステムやエンターテイメント機能も充実しており、快適で安全なドライビング体験を提供します。
一方で、高級車市場における競争は激化しており、他のラグジュアリーブランドとの差別化が求められています。
メルセデス・マイバッハSL モノグラムシリーズは、その独自性とスポーティな魅力で注目を集め、ウルトララグジュアリーカーの新たなスタンダードとなることが期待されています。
メルセデスAMGが開発を
メルセデス・ベンツSLは、ブランドの上位モデルとして位置づけられ、最新モデルは2022年10月に日本で大幅なモデルチェンジが行われました。
これまでのシリーズで初めて、高性能車を手掛けるメルセデスAMGが開発を手がけ、「AMG SL」として展開されています。
585psを誇る4リットルツインターボエンジンと、アクセルの特性が調整された9G-TRONICトランスミッションが組み合わされ、4MATIC四輪駆動も採用されています。それに加え、リアアクスルステアリング(四輪操舵)も標準装備となっています。
新たに発表された「メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ」は、「AMG SL」をベースにしており、メルセデスの最高級ラグジュアリーブランド「メルセデス・マイバッハ」のモデルとして展開されています。
2つのデザインコンセプトが用意
2025年以降に市場導入される際には、2つのデザインコンセプトが用意されます。
ひとつは「レッドアンビエンス」というもので、黒曜石ブラックメタリックとマヌファクトゥール・ガーネットレッドメタリックのツートーン塗装が特徴となります。
もうひとつの「ホワイトアンビエンス」では、オブシディアンブラックメタリックとマヌファクトゥール・オパライトホワイトマグノのコントラストが際立つ仕様となり、鮮やかなレッドとエレガントなホワイトが、官能性、美しさ、軽やかさを象徴しています。
さらに、その他の外装色に関してもお客様のご要望に応じるとのこと。ブランドの哲学とドライビングエクスペリエンスを表現するために、両方のモデルにはオブシディアンブラック(メタリック)を組み合わせたツートンペイントが採用されました。
2シーターオープンの存在
マイバッハを語ると、多くの人が高級セダンや運転手付きの車を思い浮かべることでしょう。
しかし、その歴史を遡ると、戦前には『DS8ツェッペリン』のバリエーションとして、フランスのカロッセ、ソーチックが手掛けた大型2シーターオープンがラインアップされていました。
さらに、その他にも幾つかのコーチビルダーによる2シーターオープンが存在していました。
また、2017年にはペブルビーチコンクールデレガンスで公開された『ビジョン・メルセデス・マイバッハ6カブリオレ』も好評を博し、人気を後押ししたようです。
元々SLにはリアに小さなシートがありましたが、それを取り除いて2シーターに仕立て上げました。これにより、より最高のドライビングプレジャーと快適性を提供することが可能となりました。