First Generation
1989年日本名セルシオ、北米チャンネルではLexus LSが誕生しました。
実はその製品化になる前の1983年、トヨタ会長の豊田栄二は世界最高に匹敵する高級車の開発に着手。
さらにこの2年後、初代LS400となる最初のプロトタイプが稼働しました。
そう専任のエンジニアチームが、ラグジュアリーサロンのあらゆる側面において最高の基準(ドライブトレイン、空力、シャシーエンジニアリング、乗り心地とハンドリング、ブレーキ、電子機器、車体、騒音と振動レベル)というミッションを遂行するために。
高品質の車を長期的に所有できることと、運転する喜びを提供するという信念を目的としアンチエイジングプログラムがスタートしたのです。
重要な96の重要な領域
エンジニアリングチームが最も集中した重要な課題、それは車両の耐久性にとって重要な96の領域を特定し克服することでした。
機械部品の摩耗や騒音、振動特性; 腐食; そして、きしみ音とガラガラ音の防止などを追及し、さらに塗料、プラスチック、ゴム、布の退色傾向を研究するのに5年以上が経過。
ようやくプロトタイプが完成し、想像可能な最も厳しい条件で持続的に実行される集中的なテストプログラムが始まったのです。
LS400誕生!
LS400は、メルセデスベンツSクラス、BMWの7シリーズ、キャデラックが快適に占領していたアメリカのリムジンクラスにサムライ攻撃を仕掛けてきた。
1989年のデトロイトモーターショーで初めて公開された時のセンセーショナルなエピソードです。
実際に北米レクサスチャンネルで販売が開始されるや、LS400の異常なまでの室内の静粛性や燃費、車両の振動に対するトヨタでいうフック理論の解析など多くが分析の対象となりました。
特にジャーマン4に限らず、過去においてこれ程に分解された車はないという評論家の文面も納得できます。
LSの心臓部、エンジンビルディングスキルには4.0リットルのV8パワープラントがあり合計973のプロトタイプをテスト。
完成した1UZ-FEエンジンは、強度を高めるために鋳鉄製のシリンダーライナーを備えアルミニウムでのブロックを特徴としています。
さらに4つのカムシャフトの採用し、バルブトレインの慣性を低減するための軽量のアルミ製カムフォロワーが使用は世界初となっています。
トヨタが世界最高の高級車を製造するための探求に費やした時間や労力、知能やコストには驚くばかりです。
当時のトヨタの国内でのフラッグシップモデルはクラウンとセンチュリーのみでした。どちらも日本市場専用です。
これではとても世界のメルセデスベンツやBMW、世界の名車に立ち向かうことも難しく、国際的に競合できるグローバルな魅力がなかったのも事実です。
結果として10億米ドルを超えるコストと5年間の延長された設計プロセスから、新しいV8エンジンと多数の豪華な機能を完備したLexus LS400が誕生したのです。