共通のエラーコード
片道20Kmの通勤手段にスカイウェイブを活用した時期がありました。電子制御CVT関連の不調やエラーコードに左右されないビッグスクーターとしてCJ43Aを選択。
ノーマル状態を維持し、定期的なメンタナンスを心掛けていたせいか約4年間は消耗品の交換のみで全く問題なしでした。
しかし、この所有期間での累積走行距離数が約6万Kmを経過すると、さすがにそろそろセルモーターのブラシ交換かな?前輪や後輪のベアリングもゴロゴロ感が...
気になるところがいくつか出てくるのです。
今回は、そんなスカイウェイブの次のタイプCJ44A、CJ45A、CJ46Aの共通のエラーコードを記載してみます。
C00:各センサ良好
C12:クラクシャフトポジションセンサ
C13:吸気圧センサ
C14:スロットルポジションセンサ
C15:水温センサ
C16:スピードセンサ
C21:吸気温センサ
C23:フューエルカットセンサ
C24:イグニッションコイル
C28:セカンダリスロットルバルブアクチュエータ
C29:セカンダリスロットルポジションセンサ
C32:フューエルインジェクタ
C40:IACバルブ
C41:フューエルポンプリレー
C42:イグニッションスイッチ
C44:O2センサ
C51:CVT制御モーター、PPS、コード、カプラ接続当のチェック
C58:CVT変速比不一致
自己診断のための短絡方法について
1.スカイウェイブのスピードメーターの下部、銀色のカバープレートを外します。
2.プレートが外れ、右側に黒いゴムのカバー付き6Pのカプラーがあります。
3.このカプラが、チェックカプラになります。
4.このカプラの、(白/赤)と(黒/白)を短絡(ショート)させます。
短絡は不要な電線1本を用意し、(白/赤)と(黒/白)につなげて下さい。
簡易的な流れを表記します。
1.スカイウェイブのスピードメーターの下部、銀色のカバープレートを外します。
2.プレートが外れ、右側に黒いゴムのカバー付き6Pのカプラーがあります。
3.このカプラが、チェックカプラになります。
4.このカプラの、(白/赤)と(黒/白)を短絡(ショート)させます。
短絡は不要な電線1本を用意し、(白/赤)と(黒/白)につなげて下さい。
5.接続の完了後にイグニッションをON状態に。
6.するとスピードメーターとタコメーターの間の液晶表示に自己診断の結果が表示されます。
7.画像では(C23)が表示されています。
エラーコード C23:フューエルカットセンサを感知しています。
8.自己診断結果は今回のようにC23のみのエラー検出でしたが、車両の状態によってはいくつかの診断結果をお知らせします。
複数のエラー検出時には、数値の低いエラーコードから表示されます。
スロットルボディアセンブリ
マジェスティやSマチックフォルツァでも同様ですが、スロットルボディアセンブリがとても高価です。
スロットルボディASSYの交換・外装取外し・調整費・工賃などの一式見積金額もサラリーマンには厳しいものがあります。
でも、このスカイウェイブのスロットルボディASSYの交換をされる場合は、スロットルポジションセンサ及びスロットルバルブアクチュエータの状態も確認してみましょう。
特にC28のECU信号の関連性もあり、素直に交換の前にチェックしてみてください。
このエラーコードに対するリレーションは、また詳しく説明をしてみようと思います。