元『non-no』の専属モデル
「コード・ブルー」や「モトカレマニア」に出演し、ファッションモデル・女優の新木優子さんが、宗教法人「幸福の科学」(大川隆法氏総裁)の信者であることが判明しました。
新木さんといえば、元『non-no』の専属モデルでもあり、フランスのファッションブランド「DIOR」のジャパンアンバサダーにもなっています。
アニメの声優や『トイ・ストーリー4』の吹き替えと、現在活躍中の彼女について調べてみようと思います。
創始者である大川隆法が総裁
幸福の科学は1986年、釈迦(しゃか)の生まれ変わりと自称する大川氏が、父親とともに教団を発足させました。
当時の時代背景としてオウム真理教や、コスモメイトと同世代となっており、「霊・超能力ブーム」が巻き起こっている状況でした。
大川隆法氏の売り物は、霊界人との「対話」です。幸福の科学の手法として、キリストや天照大神との「対話」集(霊言・霊示集と呼んでいます)をいくつも出版。
信者がこれを大量に購入し、無料で配ることで「ベストセラー」と呼ばれる現象を発生させます。これらがメディアに取り上げられることで世間の注目と関心、さらには信者の勧誘へと繋げていったのです。
大川隆法氏プロフィール
1956(昭和31)年7月7日、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業。86年に設立した「幸福の科学」は、現在世界165カ国以上に展開。
幸福実現党
成立年月日2009年5月23日 市区町村議数46名
2019年まで8度の国政選挙に公認候補者を擁立しているが、国会議員(衆議院議員及び参議院議員)を輩出するには至っていない。
2017年に週刊新潮が報じる
2017年08月発売の週刊新潮では、女優の新木優子さんが幸福の科学の信者であると報じています。
これによると、新木さんの守護霊に扮した大川隆法総裁による霊言が、霊界人との「対話」を行い、その時の会話内容が幸福の科学の教団施設にて視聴できるという事をアピールしています。
約2時間弱に及ぶ、新木さんの守護霊とのインタビューを公開しています。
また、週刊新潮における大川隆法総裁の主張は以下となっています。
・大川隆法氏により行われた守護霊との対話内容を公開
・清水 富美加さんの出家の際に、所属する事務所に対して幸福の科学の信者ということを通達している
・本人からの申告(カミングアウト)により、所属事務所も宗教の自由の尊重より活動を継続する事を承諾
出家など事務所には迷惑をかけない
実は、幸福の科学に関係する女優の出家は過去にもあったのです。
これはレプロエンタテインメントに所属していた女優・清水富美加さん(法名・千眼美子さん)が突然出家したことにより、公開予定の映画やディスクジョッキーを務めていた『清水富美加 みなぎるPM』などを突然降板。
結果として、降板した映画や番組に対する多額の賠償金騒動がありました。
こうした過去の経緯から、芸能事務所は突然の出家や賠償責任にはとてもセンシティブであり、誰しもが清水富美加さんの二の舞になることを恐れているのです。
現在、新木優子さんの所属事務所社長は、彼女が信者であることを認知しているようです。さらに「新木さん、新木さんの両親、それに事務所責任者の話し合いにより、『出家など事務所には、迷惑をかけない』ことでまとまっている」と証言もしています。
定期刊行の雑誌でエッセイを担当
女優の小川知子さんは、幸福の化学の信者として有名です。
信者として多くの人に知れ渡った事柄として、このような出来事がありました。
1991年5月、講談社は雑誌『フライデー』『週刊現代』など、系列のメディアを活用し、幸福の科学に対する批判的な記事の出版を開始。
これに対し、幸福の化学の有名人会員として所属する景山民夫氏(会長)と小川知子さん(副会長)は、「講談社フライデー全国被害者の会」を結成し、全国7つの裁判所、講談社などに損害賠償を請求する提訴を行ったのです。
幸福の科学は、これらの全般的に批判的な状況を、精神的公害訴訟と位置づけ、報道被害の実態を告発していったのです。