コンセント、スイッチ配線
第2種電気工事士の業務の中でも、戸建てやマンションの電気回路(配線)は基本中の仕事となります。
そんな電気工事の業務を紹介できればと思いいくつかの事例を載せてみます。
実際には工事士の免許が必要ですが、何か得ることがあれば頂ければ幸いです。
スライドボックスの取付
上記のスイッチ・コンセントは、日常の既に設置された状態ですね。ここに至るまでには、大工さんの基礎作りと共に進行しながら配線をして行きます。
表面的にはスイッチやコンセントのプレートがついていますが、この中にスライドBOXという収納ボックスが取付られています。
スライドボックスの、取付
図面を確認し、取付位置の正確な寸法にあわせスライドボックスを取り付けます。
下記のスライドボックスはシングル用で、中央に丸いマグネットがついています。
各専用回路や配線をしスライドボックスを設置します。画像は下がコンセント、上がスイツチになります。
通常は、下の黒いコンセントから上のスイッチへ電源の送り用のFケーブルが1本入ります。スイッチに電源を供給することにより、シーリングやダウンライトを操作出来るようになります。
石膏ボード貼り
大工さんの業務のながれで、石膏ボードが貼られていきます。
これにより、先ほどの電源ケーブルやスライドボックスが表面上は隠れてしまいます。
裏側になります。この後、すっきり石膏ボードで覆われてしまいます。
石膏ボードの開口
次の壁紙(クロス)が貼られる前に、先ほどの黒いスライドボックスを探し正確に石膏ボードの開口を行います。
少し緊張する一面でもあります。
マグネットアッターという、スライドBOX内につけたマグネットを検知するセンサーを用いることで隠れた取付場所を探し出します。無事に、開口できるとこのように電源ケーブルが現われます。
壁紙(クロス)貼り付け
建築の流れではボードが取付けられ、その次にクロス(壁)が貼られていきます。
壁紙がはられますが、取付予定のスイッチやコンセントのクロスをカット(開口)していきます。クロス屋さんに迷惑をかけないために、開口のミスは許されません。