初代トゥデイ(2002年〜2007年)
1997年にホンダは2002年までに販売するバイクのすべてを4ストローク化すると発表。
2ストロークエンジン搭載の原動機付自転車は廃止され、4ストロークとしてデビューしたのがこのトウディとなりました。
さらに衝撃的なのはその車両価格です。なんと94,800円(税抜)で販売。
豊富なカラーリングも当時話題になりました。機能や装備の簡略化や中国生産というのも低価格に設定できた要素でしょう。
翌年2003年の出荷台数は10万台を達成しています。
そんなトウディのながれをおってみようと思います。
別のAF62ディオ
このトウディを所有することはありませんでしたが、エンジンの共通パーツを組み込むAF62ディオを持っていたことから興味の対象でもありました。
例えばディオのメンテナンスにおいて単体パーツの購入を検討したとき、同じ規格・サイズ・同等の性能を有しながらトウディでの型番の方が安く入手できたことがあげられます。また会社の同僚にこのトウディで通勤される女性も複数いたことから、メンテナンス作業を行いました。
型式名:BA-AF61 エンジン:49cc 強制空冷4ストロークOHC単気筒
始動方式:セル/キック 全長(m):1.695 全幅(m):0.630
全高(m):1.030 シート高(m):0.695
車両重量(kg):75 乾燥重量(kg):71
最高出力(kW[PS]/rpm):2.8[3.8]/8,000
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm):3.6[0.37]/6,500
タイヤサイズフロント:80/100-10 46J
タイヤサイズリア:80/100-10 46J
また、今後当たり前のように搭載されるFI(電子制御インジェクション)を見添えてのVK0DA型キャブレーション洗浄やメンテナンスをした経緯もあげられます。
フルモデルチェンジ
フルモデルチェンジし2代目になったトゥデイ。外見のデザインはほぼ変化がなく、じっくりと観察しなければよくわかりません。
でもキャブレターからFI(フューエルインジェクション)化されたことにより、エンジン出力と燃費の向上化に貢献。公表値における燃費は驚異の73km/に。
燃料計の追加と質感の向上が特徴でしょう。車体価格は128,000円(税抜)と初代モデルより高くなっています。
スピード追求の注意点
ハイスピードプーリから始まり、マフラー交換等により最高速やトルク向上をされることがあると思います。強化バルブスプリングはコスト的に...
ただ注意して欲しいことは、CDI交換による高回転でのプログラム書き換えです。
基本CDIデーターは8000rpmで約55km/hでのファイナルギヤ設定です。
CDI交換による高回転はエンジン内のシリンダーやピストンに限らず負荷を追うところが大きく推奨はできません。
トータルコストからみても原付2種を視野に入れてみてはどうでしょうか?
型式名:JBH-AF67
エンジン:49cc 強制空冷4ストロークOHC単気筒
始動方式:セル/キック
全長(m):1.695
全幅(m):0.650
全高(m):1.030
車両重量(kg):79
乗車定員(人):1
最高出力(kW[PS]/rpm):2.8[3.8]/8,250
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm):3.7[0.38]/7,000
タイヤサイズフロント:80/100-10 46J
タイヤサイズリア:80/100-10 46J
方向指示器スイッチ不具合
不具合の部位(部品名) 電気装置(方向指示器スイッチ)
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
方向指示器スイッチの操作ノブの位置を保持する部品に異なった材質を使用したため、スイッチ内部に浸入した雨水等で錆が生じることがあります。そのため、方向指示器スイッチが操作できなくなるおそれがあります。
改善措置の内容 左側ハンドルスイッチ一式を対策品に交換します。
自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置
使用者:ダイレクトメールで通知します。
自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載します。
改善実施済車には、車台番号付近に外No.1720のステッカーを貼付します
ホンダ JBH-AF67 トゥデイ
AF67-1000091〜AF67-1035407 平成19年5月31日〜平成20年1月21日 35,300台
AF67-1100002〜AF67-1166255 平成19年12月11日〜平成21年2月25日 65,839台