世界最速312.6q/hを記録
1999年から製造販売されているGSX1300Rハヤブサ。
公道市販車での世界最速312.6q/hを記録し、ギネスブックにも認定された経緯を持つ。
1298.6tの水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブエンジンは175psを発生させ、当時最速であったホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードの持つ最高速度約300km/hを大幅に超えました。
隼の最大の特徴はなんといってもこの最高速度。
スタートモデルは、なんとスピードメーターの目盛が340km/hまで刻まれていたフルスケールメーターでした。
THE ULTIMATE SPORT.
開発コンセプトは、スーパースポーツを超越する究極(ULTIMATE)のスポーツマシン。
KawasakiのZZR1100、ホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードの動力性能をはるかに上回るハヤブサの圧倒的なパワーは、各メーカーが300kmオーバーを目指す最高速への開発競争とつながったのです。
しかしノーマルでの300km超の危険性が問題視され、2001年ヨーロッパにおいて300km/hで作動するスピードリミッターの取り付けの義務化へとつながりました。これはメーカー側の自主規制というスタンスが現在でも継続されています。
世界最速としての市販車はHAYABUSA(312km/h)というフレーズが残っているのは、このリミッターの取付及びメーカーの自主規制も関係があります。
今回は2008年を基準に前期型・後期型の違いを含めて調べてみようと思います。
2008年モデルチェンジによる違い
前期と後期の変更点をいくつか解説していきます。
(上)が後期仕様のフルスケールメーター。
(下)が前期の欧州仕様のマイル表記(内側の緑がKm)メータです。
画像の左側が2代目(後期)、右側が(前期)タイプです。
2代目は、逆三角形に変更されています。
テールランプ形状の変更
実際に比較してみると、結構デザイン変更されています。
排気量は1400CCに
排気量はわずかに拡大され(1,339cc)サイレンサーの形状も変更されています。
また圧縮比を上げる(12.5へ)ことにより、最高出力は145kW(197ps)/9,500rpm、最大トルクも155N・m(15.8kgf・m)/7,200rpmへパワーアップし、出力特性を3段階から選べるスズキドライブモードセレクターを装備。
トキコ製ラジアルマウント対向4ポットキャリパーやインナーチューブ径Φ43mmのKYB製 倒立フロントフォークを採用しています。