スーパーカブをベースに
スーパーカブをベースにアウトドアなスタイルに仕上げたクロスカブ。オフロードテイストの外装に、ひと回り太い前後タイヤなどで走りを整えています。
スーパーカブに比べてクロスカブはエンジンのフィーリングがすごく滑らかになった印象となっています。
また素直で軽快なだけではなく、しっとりとした安定感を感じます。エンジン排気量は50ccと110ccの2タイプがあり、どちらも燃費の良さを痛感します。
こちらは2人乗りにも対応した110ccモデル。
くまモンとコラボしたくまモンバージョン!
CROSS CUB 50
メーカー希望小売価格(消費税込み)
297,000円
燃料消費率
94.0km/L
(30km/h定地燃費値)
CROSS CUB 110
メーカー希望小売価格(消費税込み)
341,000円
燃料消費率
61.0km/L
新型クロスカブは日本専用モデル!
先代のクロスカブは、オーストラリアの郵政カブがベースとなっていました。
ハンドル位置もアップライト気味であったり、フロントフォークのストローク量も多かったりと日本人向けに調整してきたという流れがあります。
新型クロスカブ110は日本専用モデルとして投入されており、乗車位置が日本人の体型に上手にセッテイングされ足着き性も良好のようです。
ちなみにクロスカブ生産の拠点は、中国から日本の熊本工場に移管し、品質と耐久性が高まったことも注目すべき点となっています。
2019年6月から、ホンダの二輪工場がある熊本県のPRキャラクターとして人気のあった「くまモン」をあしらった「くまモン バージョン」が発売中です。
1981年に日本国内で販売されたCT110
スーパーカブをベースにアウトドアなスタイルに仕上げられた名車ハンターカブ。トレッキングバイク「CT110」の愛称で、日本だけではなく北米や南米、オーストラリア、アフリカなどでも大活躍!
市街地走行だけでなく、ツーリングや幅広い用途に応えられるように設計・開発されました。スーパーカブがベースになりこの赤いレッグシールドレス仕様であることがとても印象的でした。
また2013年に発売されたクロスカブは、”THE CROSSOVER A LIFE AND PLAY”が開発キーワード、コンセプトとなっています。
Honda「CROSS CUB110」くまモン バージョン
●全長全高全幅:1935×795×1090o ●軸距:1230o ●シート高:784o ●車重:106kg ●エンジン:空冷4ストOHC2バルブ単気筒 ●排気量:109cc ●ボア・ストローク:50.0×55.6o ●圧縮比:9.0 ●最高出力:8.0PS/7500rpm ●最大トルク:0.87kg-m/5500rpm ●燃料タンク容量:4.3L ●キャスター角:27°00′ ●トレール:78o ●ブレーキ:ドラム・ドラム ●タイヤ:80/90-17・80/90-17 ●税込価格35万2000円(くまモン バージョン)
今回クロスカブ110に初めて試乗し、先代カブからの自動遠心クラッチのガッチャンコ感が圧倒的に少なくなっています。
自動遠心クラッチの設計とセッティングの良さからなのか、クラッチが繋がったときのショックがなく、スッと繋がるような流れとなっていました。
またスムーズな吹け方をするエンジンという印象も感じました。車両本体価格や燃費の良さ、トータルコスト的な面で魅力のある1台ですね。