2015年11月4日
福島県郡山市の郡山女子大附属高校の40代の女性講師が、教員免許状を偽造したとして懲戒免職処分になりました。
2015年10月、10年に一度行われる教員免許更新のため、県教委が教員免許状を照合したところこの講師の存在はなく、県が確認したところ免許状が偽造されたものと発覚しました。
福島県教育庁は「当該講師が中学校および高等学校の教員免許を偽造して提出していたことが判明した」と発表しています。
偽造した免許状は、福島県外の教育委員会が発行と書かれており、印も押されていました。県教育委員会では「教員免許状の偽造は悪質」として、有印公文書偽造・同行使の疑いで刑事告発を準備しています。
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郡山東高校や安積黎明高校で6年間勤務
懲戒免職処分となったのは、郡山女子大附属高校の40代の女性講師ですが、教員免許がないのに約9年間も中学校や高校の教壇に立っていたことになります。
時系列で状況を整理してみようと思います。
渡利中学校 安積黎明高校
2006年 福島市の渡利中学校に常勤講師として赴任。半年間勤務
その後、郡山東高校や安積黎明高校で6年間勤務。
2013年4月 郡山女子大附属高校〜
郡山女子大附属高校
2013年4月から、1〜3年生の授業を
郡山女子大付属高では13年4月から、1〜3年生の授業を週十五、六時間担当していたようです。
なお、女性に教わった生徒らの教科・科目の履修や単位は取り消さないことに。
採用後の免許書類の徹底を
よっぽど先生になりたかったのでしょうか?
Twitterではいい先生だったというコメントがリツイートされていました。
でも教員免許証の偽造は悪質です。その時点で教育者として不適合だと思います。何よりも生徒さんに対する罪悪感はなかったのでしょうか?
さらにいくつかの学校を歴任されていますが、学校が変わる度にも確認の不備が繰り返されています。
今後のためにも偽造の経緯や理由を明確にしてほしいです。