まだまだ現役の2代目マジェスティ
BA-SG03J
ヤマハのビッグスクーターで最初に手にしたのは、SG03J。そう街中でも現役でまだまだ走っていますね。ビッグスクーターの人気を一気に底上げした1台なのかもしれません。
ハンドル化や社外5連メーター、LEDテールなど定番の人気アイテムは組み込みました。実際の装備面でも、リモコン操作可能なキーシャッターや施錠時のアンサーバック機能などマジェスティならではの特徴もありました。
マイナーチェンジによりショートスクリーンのタイプになった時は、品番確認後にすぐパーツオーダーをした経緯があります。所有する喜びであった2代目も、排ガス規制によるキャブレター仕様からFI仕様にフルモデルチェンジしました。
今回は3代目のマジェスティ、SG20J、4D9型のエラーコードについて調べてみようと思います。
YAMAHA Chip Controlled Automatic Transmission
3代目にフルモデルチェンジし、キャブレーションもフューエルインジェクションに変更。低燃費での走行から、力強さを求める走りなど3つのモードを選択可能です。(DRIVEモード・ASSISTモード・ASSIST2モード)
何よりも、エンジンブレーキを効かせたいときや急な追い越し加速などに対応するIS スイッチがとても魅力的でした。シフトダウン操作も意のままにですね。
ビッグスクーターでの電子制御CVTの波は、ホンダにもヤマハにもスズキにもきたかという印象でした。そんなSG20Jもステーターコイルの耐熱性不足というリコール及び事例再発という不具合から他社に乗り換えを余儀なくされました。
エラーコードについて
4D9型のサービスマニュアルは、車体本体の購入時の特典として所有していました。
車両本体とともに現在はありませんが、よく発生する要因として一部をiphoneの画像として残しておいたものを記載しています。
誤字脱字があるかもしれませんがご了承ください。どうぞ参考までに。
エラーコード15・16 スロットルポジションセンサーの異常
アクセル(スロットル)の開閉具合がどの位なのかをECUに信号を送るセンサーとなっています。スロットルポジションセンサーのエラーの場合、燃費の低下や初期アクセルの反応の不具合があげられます。
エラーコード32・33 イグニッションコイル1次側の問題が発生
イグニッションコイル1次側をチェックしてみてください。エンジンがかからない状態。点火プラグも確認してください。
エラーコード39 エンジン始動不可
ECUが回路上の信号に異常を感知したため、エンジンがかけられない状態です。
エラーコード42 スピードセンサー系の異常
スピードセンサーからECUに対して、正常な信号が送られない場合に表示されます。接続されている配線をおって下さい。
通常のノーマル状態で、アクセル開度1/2以下で正常な信号が入力されたときは自動復帰するようになっています。
しかしこのアクセル開度1/2以下を行っても表示されるときは、スピードセンサーからECUまでの配線をチェックしてみて下さい。
自動復帰せず、接続配線にも異常がないときはスピードセンサーもしくは、ECUの交換が必要です。
エラーコード46 車両系統電圧 電源電圧が正常でない。
FIインジェクションシステムリレーの電圧不良。エンジン始動や走行は可能です。故障判断場所の修理後に、エンジンの始動によって自動的にエラー表示が解除されます。
バッテリーの不良、ワイヤハーネスの断線・ショートやECUカプラーの接続状態の確認をしてみてください。
エラーコード72 セカンダリーシープスピードセンサーの断線またはショート
ワイヤハーネスの断線またはショート。ECUもしくはセカンダリーシープスピードセンサーの不良。
エラーコード73 プライマリーシーブポジションセンサーの断線又はショート
ワイヤハーネスの断線またはショート。ECUもしくはプライマリーシーブポジションセンサーの不良。
エラーコード74 セカンダリーシープスピードセンサー(断線またはショート)
セカンダリーシープスピードセンサー(断線またはショート)です。
エラーコード75 プライマリーシープの固着
YCC−ATのモーターロックです。センサーからの入力がなかったり、YCC-ATのモーター故障を疑って下さい。
エラーコード76 プライマリーシープ位置設定
プライマリーシープの組付け位置、シープ位置センサー初期化未実施。シープ位置センサーの不良。ギヤ組付けの不良。
エラーコード77 正常な電力がYCC-ATに供給されない
YCC-AT系統の不良。
エラーコード78 ECU内部温度過大
YCC-ATモーター断線や初期化、YCC-ATモーター内部の不良。
不具合の部位(部品名):電気装置(発電機)
YAMAHAリコール情報より抜粋しています。
リコール届出番号 3587
発電機において、ステーターコイルの耐熱性が不足しているため、当該コイルが高温になると絶縁材が炭化してコイルの一部が短絡することがある。
そのため、充電量が少なくなり、そのまま使用を続けると、バッテリーが放電してエンジン不調となり、最悪の場合、エンジンが停止して再始動ができなくなるおそれがある。
全車両、ステーターコイルを対策品と交換するとともに、周辺部品(ガスケット、ワッシャ等)を新品と交換する。
ヤマハ JBK-SG20J 「マジェスティYP250」 SG20J-000058〜SG20J-020953
平成19年5月14日〜平成27年3月16日 20,781台
JBK-DG15J 「WR250R」 DG15J-000089〜DG15J-013308
平成19年10月9日〜平成27年4月28日 7,239台
「WR250X」 DG15J-000389〜DG15J-013341
平成19年10月19日〜平成27年4月28日 6,004台
(計2型式) (計3車種) (製作期間の全体の範囲)
平成19年5月14日〜平成27年4月28日