GT-R(PGC10、KPGC10)
プリンス自動車工業のプリンス・スカイライン2000GT-Bがルーツであり、日産自動車と合併以後もコード名、S74型として開発に着手。
1969年(昭和44年)2月に初代GT-R(PGC10型)として発売。
おとなしい箱型のボディに、獰猛なエンジンを搭載し「羊の皮を被った狼」とも呼ばれました。
初代 前期PGC10型(1969年-1970年) 後期KPGC10型(1970年-1972年)
画像は後期型KPGC10型
エンジン位置 フロント 駆動方式 後輪駆動 変速機 5速MT
サスペンション
前: マクファーソン・ストラット 後: セミトレーリングアーム
全長 4,395 mm(PGC10型) 4,330 mm(KPGC10型)
全幅 1,610 mm(PGC10型) 1,665 mm(KPGC10型)
全高 1,385 mm(PGC10型) 1,370 mm(KPGC10型)
ホイールベース 2,640 mm(PGC10型) 2,570 mm(KPGC10型)
車両重量 1,120 kg (総)(PGC10型) 1,100 kg (総)(KPGC10型)
総販売台数 1,945台(PGC10型832台 KPGC10型1,197台)
2年10か月の間に、驚異的な50勝をあげたGT-Rの走りと設計統括者の桜井眞一郎の思いがそこにあります。
1973年1月 - 4月の販売
4代目スカイライン(C110型)の2ドアハードトップ2000GTを基本車両として用い、1973年1月から4月の僅か3か月の期間に、「2000GT-R」として販売されました。
2代目のGT-Rは、初代GT-Rのような前後のオーバーフェンダーにリアスポイラー、それにサーキットでのポテンシャルの高さを想像させ、エンジンもS20型を搭載していました。
しかしながらS20型のエンジンは、昭和48年の排出ガス規制に不適合となり、レース出場予定車となるコンセプトカーも発表されたのみで、実際のレースへの参戦もありませんでした。
総生産台数は197台、うち195台が市販され、生産・販売が終了となったのです。
ボディタイプ 2ドアハードトップクーペ
エンジン S20型 エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動 変速 5速MT
サスペンション前: ストラット後: セミトレーリングアーム
全長 4,460 mm 全幅 1,695 mm
全高 1,380 mm ホイールベース 2,610 mm
車両重量 1,145 kg (総)
総販売台数 197台
この2代目から、テールランプが丸形4灯へと変更されています。