金メダリスト須崎優衣選手、松戸市が市民栄誉賞へ

金メダリスト須崎優衣選手、松戸市が市民栄誉賞へ

金メダリスト須崎優衣選手、松戸市が市民栄誉賞へ

松戸の人たちに金メダルを見てもらえてうれしい
 1度は出場が絶望視された舞台で、2014年から海外勢に対し、負けなしの強さを証明し金メダルを獲得した須崎優衣選手。

 

 東京五輪レスリング女子50キロ級で、金メダルに輝き、千葉県松戸市出身の須崎優衣選手(22)が20日、松戸市役所を訪問し、本郷谷健次市長から市民栄誉賞を贈られました。

 

 本郷谷市長から市民栄誉賞の証書と盾を贈られた須崎選手は、「松戸の人たちに金メダルを見てもらえてうれしい、地元の応援で悲願が達成できた。五輪は支援への恩返しの戦いだった」と笑顔で話したのがとても印象的でした。

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須崎優衣が金メダル レスリング女子

金メダルを獲得という目標に向かった8年間

吉田沙保里さんに憧れた少女の夢
 東京オリンピックの開会式、旗手を務めた須崎選手は身長1メートル53センチ。隣のバスケットボール男子、八村塁選手とは「身長差50センチ」と話題に
なりました。

 

 レスリング女子50キロ級で初出場の須崎優衣選手は、海外選手にはこれまで一度も負けていません。

 

 他国に研究される中、なぜここまで勝ち続けられるのでしょうか?

 

 ロンドン大会で、オリンピック3連覇の吉田沙保里さん。北京オリンピック時に、吉田さんが金メダルを獲得したのを見て憧れたという須崎選手。

 

 小学4年生のときの文集には、将来の自分自身に向け、「20才の優衣へ(中略)10才の私はオリンピックを目指しています。オリンピックに行けるよう願います」(原文のまま)

 吉田さんと同じように、幼いころから一途に金メダルを目標に。姉の麻衣さんによると、須崎選手は小さなころから「強くなりたい」という思いが人並み以上に強かったようです。

 

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吉田沙保里さんを思わせる高速タックル

勝ち続ける為に自分を磨き続ける
 須崎優衣選手選手としての最大の強みはこの「スピード」。正しく吉田沙保里さんを思わせるような、あの高速タックルです。

 

 中学・高校生からこの高速を武器に、2017年には伊調馨さん以来の高校生としての世界選手権優勝、2018年には連覇を果たします。

 

 もちろん世界の競合相手はこの高速タックルを警戒しますが、須崎選手はさらに上を向いていました。

 スポーツクライミングによる指の力の強化、低く構えるためにスピードスケートの姿勢を維持する練習も貪欲にこなして行くのです。

 

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東京オリンピックの代表選考で入江ゆき選手に敗れ

0.1%の可能性があれば
 2019年7月、東京五輪予選の世界選手権出場を懸けたプレーオフでは、入江ゆき選手(28)自衛隊に完敗。

 

 オリンピック最軽量級では、日本は過去に2度の五輪で金メダルを獲得。

 

 予選出場を逃した瞬間、東京五輪への扉は閉ざされたかのように思ったと言う。「これからどうやって生きていけばいいの」。

 

 「もうオリンピックに行ける可能性は0.1%もないかもしれない」と捉えた須崎選手は、試合後、涙が止まりませんでした。勝利への思いが人一倍強い須崎選手だけに、負けた経験も大きな成長につながっていくのです。

 

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テクニカルフォール勝ちで圧倒の優勝、金メダルを獲得

得意のタックルをほとんど出さず
 オリンピックでの驚異的な須崎選手の強さ。

 

 4試合すべて、テクニカルフォールよる勝利。驚かされたのは得意のタックルをほとんど出さず、相手には1ポイントも許さないという圧倒的な試合運びです。
 相手の警戒もあり、組み手争いのパワーと洗練された寝技で確実に勝ちに行きます。

 

 レスリング女子50kg級決勝では、リオ五輪銅メダルのスン・ヤナン(孫亜楠=中国)に対し、わずか1分36秒で10ポイント差となりテクニカルフォール勝ちで優勝、金メダルを獲得しました。

 

 SNS上では、須崎優衣選手のアンクルホールドは素晴らしいと称賛するコメント相次いだ。

 

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須崎優衣選手PR

 

 

須崎 優衣
すさき ゆい

 

生年月日
1999年6月30日(22歳)
身長/体重
153cm/50kg
出身地 千葉県
所属 早大

 

※須崎優衣選手の「崎」は“たつさき”が正式表記