スーパースポーツ「V4SV」
英国のバイクブランド、ノートン・モーターサイクルズ(Norton Motorcycles)は、最高出力185bhp/12500rpm、最大トルク125Nm/9000rpm、排気量1200ccのV4エンジンを搭載のV4SVを発表。
経営不振であった英国ノートンを、2020年にインドの大手バイクメーカーTVSMotor Companyが買収し、フラッグシップとなる最新モデルのV4SVをリリースしました。
ノートンV4SVはすべて新しく再設計され、実際に手作業でのTIG溶接、鏡面仕上げとなったフレームとスイングアームを採用。
またV4SVには、ブレンボ製ブレーキやオーリンズ製・前後フルアジャスタブルサスペンションなどのハイクオリティなパーツが標準装備されています。
今回は英国のNorton Motorcycles、V4SVについて調べてみようと思います。
Norton V4SV Superbike Revealed | FIRST LOOK | 2021_2022 |
2022 Norton V4SV Manx
ノートンはTVS傘下でレースに戻ることを計画
2020年にインドのTVSにノートンが買収されてから、今回新たに設計されたスーパースポーツバイクのV4SVを登場させました。
さらにノートンは、TVS傘下でレースに戻ることを計画中との情報もあるようです。
オールカーボン製による外装で、ボディカラーはマンクスシルバーとカーボンの折目を生かしたCarbonの2パターンを用意。
電子制御ではフルクイックシフトシステム、オートブリッパーを搭載し乾燥重量は193kg。
コーナリングABSはなし
V4SVには様々な電子制御が備えられており、3つのライディングモード、バックミラー内臓カメラ、アップ/ダウンクイックシフターが含まれています。
さらにキーレスイグニッションとリーンセンシティブトラクションコントロールも装備されています。
背面カメラ付きの6インチTFTディスプレイが標準装備
イギリス国内のドニントン工場にて制作
2016年に登場したノートン「V4 RR」は、イギリス国内のドニントン工場において、職人の手によりTIG溶接され制作されています。
フレームはアルミ製となり、ポリッシュ仕上げのフレームパイプと溶接のビードが、エンジン本体は車体の強度に組み入れる構造がとられています。
アプリリア社からのエンジンの供給と、水冷V4エンジンをベースにシリンダーバンク角を72度に。排気量も1,200ccに上げられ、最高出力は200hp+αを1万2,500rpmで発揮します。
V4 RRの価格は£28,000(約380万円)となり、250台の限定生産です。ハイスペックバージョンV4 SSの価格は£44,000(約600万円)となり、200台限定については既に完売しております。
英国の老舗バイクメーカーとして
ノートンV4SVが、これまでで最も先進的であり、最高のパフォーマンスを発揮するブリティッシュスーパーバイクであり続けて欲しいと思います。
Norton Motorcycles V4SVスペック
エンジン:1,200cc水冷V4
最高出力:185BHP @12,500rpm
最大トルク:125Nm @9,000rpm
乾燥重量:193kg
シート高:836mm
クイックシフト:フルクイックシフトシステム、オートブリッパー