不意のバッテリー上がり
フォルツァMF10に限らずバイク所有者でしたら、不意なバッテリー上がりの経験をされたことがあるのではないでしょうか。
それが週明けの月曜日であったり、長期休暇後や数日おいての出勤日だったかもしれません。
予期せぬバッテリーあがりには、時間や金銭的な出費も重なることが多々あります。特にフォルツァMF10であれば、エンジン始動はキックもなく、自動車のような押し掛けも不可能です。
今回はそんなバッテリーの位置確認とともに交換の手順を追ってみようと思います。
フォルツァMF10搭載バッテリー
新車購入時のホンダ・フォルツァMF10には、GS YUASA (ジーエスユアサ)製のYTZ12Sが標準装備です。
自己放電が少なく、長期保管でも安心ですがネックは、バイクショップ依頼時の請求金額だと思います。
フォルツァMF10搭載バッテリーはYTZ12Sが標準装備となっています。
その本体価格と工賃からみたトータル金額は決して安くはありません。もし、ちょっとした工具と時間があれば実際のランニングコストを抑えることが可能です。
確かにGS YUASAは国産車での新車での純正採用の実績と信頼は確固たるものです。
でも、YTZ12Sでなくても現在では性能の良い同等のバッテリーも数多くラインアップされています。
シート下にバッテリ搭載
では早速シートを開けてみましょう。シート開閉のSEATボタンを押します。
もし、バッテリーあがりによりこのボタンでのシート操作が無理でしたら、メカニカルキーでの別手順となります。
メカニカルキーでの操作のとき
1.右側のコンソールBOXを開きます。
2.コンソールBOX内にあるキーシリンダーに、メカニカルキーを差し込みます。
3.時計まわりに、キーを回します。
4.シートと共にコンソールBOXが同時に解除されます。
※キーまわしがきつい場合は潤滑スプレーの活用も。
バッテリーはシート内のマット下に
シートを開け、マットをめくっていきます。
このグリーンで囲んだ部分が、バッテリー収納部になります。プラスドライバーにて開けましょう。ネジは赤い丸の2か所あります
さらに2か所のネジと緑色内のカプラーを外します。カプラー類が外せると、緑色内のプレートを上に持ち上げます
図解説ではこのような仕組みです。
コード取外しの順番は
青い丸内のマイナス端子がカプラーでかくれていますが........
1.バッテリーの取り外し時
2.黒いマイナスのコードを最初に外します。(左の青い丸)
3.最後が赤いカバーのプラスになります。(右の赤い丸)
1.新しいバッテリーをつけるとき
2.赤いカバーのプラスを接続します。(右の赤い丸)
3.黒いマイナスのコードを最後につなぎます。(左の青い丸)
ここまでが、バッテリーの取り外しとなります。
新しいバッテリーの組み込みは逆の流れとなります。
バッテリー交換後に
バッテリーの交換に伴い、時間表示もリセットされます。この時刻調整も稀にしかしないことが多いと思います。あらためて手順をのせてみます。
フォルツァの時計合わせ
1.メインスイッチノブをONにします。
2.メータ画像内の緑色の枠内にありますモードボタンとリセットボタンを2秒以上押し続けます。
3.すると時刻の修正モードに切り替わり、時が点滅します。
4.リセットボタンを押して、時をあわせましょう。
5.モードボタンを押すと決定になり、分が点滅します。
6.リセットボタンを押して、分をあわせましょう。
7.モードボタンを押すと決定になります。
(メインスイッチノブをOFFにしてからONでも点滅は消えます)
バッテリーの交換はできましたか?
最初は難しいかもしれません。でも交換作業が完了したときの充実感は一言では言い表せない気持ちになります。
サラリーマンであれば、バイク屋さんに依頼した時の時間やコスト削減にもつながります。
おこずかい制であればお財布にもやさしくなります。
でもバッテリーもコストを下げすぎると注意が必要です。
例として、スズキスカイウェイブCJ43などはグローブボックス内に寝かせる状態での収納となります。以前アマゾン・ヤフオクにて安価購入された方の交換をしましたが、半年も経過せず再度の交換。
念のためそのメーカーのバッテリー性能を確認したところ、寝かせ状態での収納は十分な性能発揮が不可ともうたってあり安物買いの銭失いになりかねません。