ホンダ フォルツァMF06顔つき
初めてのビッグスクーターは、ヤフーオークションで購入したホンダ フォルツァ MF06でした。都内の半蔵門に住む外国人から、程度の良いシルバーの初代フォルツァを現金と引き換えに受け取りました。
それまで125ccクラスのバイクが中心でしたので、取り回し、足つきは大丈夫かな?という不安はありました。
でもいざ運転し家路に向かうと、運転に対する負担が少なかったことを覚えています。
何より長距離運転時の疲労が少なく、逆にツーリングの楽しさを感じることができました。そんなバイクライフを充実してくれた初代フォルツァ MF06とともに、2代目のフォルツァMF08を幸運にも所有することが出来ました。
こちらは真っ赤なフォルツァ MF08。キーレスエントリーによるエンジンスタート、さらにスピード・回転数メーターのデモンストレーション。
たまらないエンジン始動までの動きが、男心を満足させたのでした。スペック的にもアナログから電子制御に変更となったキャブレーション。
さらにマニュアルでのシフトダウンやアップも行うことができ、運転する楽しさを感じさせてくれたのでした。。
そんなフォルツァ MF08の故障診断データの消去方法とSマチックシステムの初期化方法について調べてみようと思います。。
故障診断データの消去方法について
1 メインスイッチノブをOFFにする
2 バッテリーカバーを取り外し、ホンダ Sマチックシステムサービスチェックカプラ(黒)のカバーを取り外す
3 サービスチェックカプラの2P端子をジャンパ線などで短絡(接続する)させる。
4 メインスイッチノブをON、エンジンストップスイッチをON側にする。
5 メーターディスプレイ内のシフトインジケータ表示部に”F”が点滅している事を確認し、シフトスイッチ(−)ボタンを押す
6 表示部の”F”の点滅が消えれば保持された故障診断データが消去されている。
なお、表示部の”F”の点滅が消えない場合は、保持されているデータが消去されていません。再度、上記の消去が必要となります。初期化中は、後輪が空転するので注意してください。
フォルツァ Sマチックシステムの初期化方法
■Sマチックシステムの初期化はエンジンを暖気(ファンが2度回ってから)してから行ってください。
■バッテリー電圧を測定し電圧値が正常かどうか確認してください
1:メインスイッチノブをOFFにして、パーキングブレーキを解除。
2:メインスタンドを立て、フロントシートを開け、バッテリーカバーを取り外す。
3:Sマチックシステムサービスチェックカプラ(黒)の端子を、ジャンパ線で短絡。エンジンストップスイッチをON(走行可)にする。
4:シフトスイッチ(−)のボタンを押しながら、メインスイッチノブをONにする。
5:メーターディスプレイ内のシフトインジケータ表示部に”01”が点滅している事を確認。スロットルグリップを全閉状態から一度全開にして、再び全閉に。表示部に”02”が点滅したら、それ以降は初期化が終了するまでスロットルグリップは操作しない。
6:メーターディスプレイ内のシフトインジケータ表示部に”02”が点滅している事を確認する。(レシオコントロールユニットがスロットルバルブの全開/全閉位置の計測を終了)
7:スタータスイッチを押し、エンジンを始動する。※後輪の回転数が変化しながら空転するので注意する事
8:メーターディスプレイ内のシフトインジケータ表示部に”03”、”04”と順に点滅する。(レシオコントロールユニットがドライブプーリフェースの位置を検出し、自動的に1速のフェース位置を決定する)
9:メーターディスプレイ内のシフトインジケータ表示部に”05”が点滅している事を確認する(レシオコントロールユニットが計測したデータをメモリに書き込み終わる)。メインスイッチノブをOFFにする。メーターディスプレイ内のシフトインジケータ表示部が消灯する。
10:ホンダ Sマチックシステムサービスチェックカプラ(黒)の端子のジャンパ線を取り外す。
11:バッテリーカバーを取り付け、フロントシートを締める。
これでホンダ Sマチックシステムの初期化作業は完了になります。