ハロウィン,なぜ渋谷へ?
毎年10月31日の渋谷のスクランブル交差点では、魔女、ゴースト、ゾンビやドラキュラ、それにガイコツなどに仮装したハロウィンタウンと化します。
昨年は渋谷のセンター街で軽トラックが取り囲まれうえ、数人が車体の上に乗るなどし横転させられた悪質な行為は、まだ記憶に新しいと思います。結果、暴力行為等処罰法違反(集団的器物損壊)容疑で男4人が逮捕されています。
では、いつから渋谷スクランブル交差点を中心に人々が集まるようになったのでしょうか?
仮装パレードが日本で最初に!
渋谷がハロウィンタウンになる前から、原宿表参道ではハローハロウィーンパンプキンパレードが実施されていました。昨年で36回目を迎え、毎年1000名を超える仮装した人たちが原宿表参道を約1kmに渡りパレードします。
商店街振興組合原宿表参道欅会が主催で、12才以下の子供達とその保護者が仮装パレードするパンプキンパレードや表参道周辺の約28店舗協力のもと行われているお菓子ラリーはとても有名です。日本で最初に仮装パレードが行われたといわれています。
異なるハロウィン参加の年齢層
ここで注目したいのは、それぞれの仮装パレード参加者の年齢構成と内容です。歴史のある原宿表参道のパンプキンパレードは、表参道を交通規制し子供達とその保護者が仮装パレードします。
一方渋谷では、とてもリアルなコスプレに身を包んだ若者たちがお祭り騒ぎのごとく密集します。アルコールを含んだ集団や痴漢騒ぎの起きるスクランブル交差点方面には、とても親子家族連れでは参加できません。当日は塾通いの子供の送迎や、帰宅ルートの変更を余儀なくされているご家庭も少なくありません。
ですが渋谷という土地柄、東急ハンズやロフトなどのハロウィーングッズ販売店やパーティイベントの開催地それに着替えのセッティングも提供可能な店舗もあり利便性も兼ね備えています。
年々増加傾向に!
近年Twitterやfacebook等のSNSを介し、スポーツバーでのサッカー日本代表観戦や勝利に酔いしれた観衆のパフォーマンスの場所としてハロウィンだけでなく、スクランブル交差点周辺には若者が集まりやすい傾向にあるでしょう。暴徒と化した大衆心理は危険な兆候もあり、なるべく近づかない等さらなる注意喚起を必要とする時があります。