その広範な知識を活かして情報番組や教育番組に
近年では高学歴の女性芸能人が急増しており、その広範な知識を活かして情報番組や教育番組、あるいは海外での活動などに積極的に参加している人も珍しくありません。
高学歴だからこそ一般の人々との共感を得るのが難しいという意見もあります。
芸能人としてのイメージとのギャップや、教養が豊かすぎて親しみに欠けるといった声もある一方で、知的な魅力や幅広い視野を持つことでファン層を拡大するケースも見られます。
今回は、高学歴の女性芸能人について調べてみようと思います。
ユニークなパフォーマンスで注目
堀田茜さんは、バラエティ番組で泥水に点火したり、ピンポン玉を口に詰め込んだり、ユニークなパフォーマンスで注目を浴びました。
また、高学歴であり、立教大学文学部を卒業した堀田さんは、学問への情熱が深く、特にフランス語やパリの文化に興味を持っていました。
このため、フランス文学が栄える立教大学の文学部に進学しました。その後、大学2年生の頃に情報番組のMCやレギュラーに抜擢され、忙しさが増していきました。
朝3時に起床し、情報番組に出演した後は9時から大学の授業を受け、撮影やバラエティ番組の収録と、慌ただしい日々を送っていました。
堀田さんは当時を振り返り、「一体いつ眠っていたのだろう?」と述べつつ、友人たちの存在が自分を支えてくれたことを明かしています。
近年では、SDGsをテーマにしたラジオ番組のパーソナリティを務めるなど、高学歴で才能あふれる堀田さんは、他の女性タレントとは一線を画す活躍を広げています。
教員免許を持っている芸能人は?
法政大学のキャリアデザイン学部に
女優の高畑充希さんは、小学生の頃に舞台鑑賞に親しんだことで影響を受けました。女優を目指し、数々のオーディションに参加しましたが、いずれも挫折しました。
そのため、「もし女優になれなかった場合は、早稲田大学の演劇研究会に入ろう」と考え、小学校低学年から塾に通い、関西で厳しい中高一貫校に合格しました。その後、中学時代に堀プロのオーディションで9621人の中から主演を勝ち取り、女優デビューを果たしました。
これにより慶應大学進学の理由が消えましたが、俳優以外の分野で活躍する人たちと出会いたいという思いから、法政大学のキャリアデザイン学部に進学しました。
大学時代は写真サークルに所属し、合宿やお花見、飲み会、キャンプなど、充実した大学生活を送りました。友人たちとは今でも交流があり、進学して良かったと振り返ると同時に、21歳の時に連続ドラマ小説「ごちそうさん」で主役を務める機会に恵まれ、大学の授業に集中できなくなり、4年生で退学する決断をしたと語っています。
早稲田大学の第二文学部卒
お笑いコンビハリセンボンのはるかさんは近年、一本グランプリで頭脳明晰な大喜利の才能を発揮していますが、実際に早稲田大学の第二文学部卒の高学歴芸人です。
予備校に通わずに1日10時間以上勉強し、受験の1カ月前は家から一歩も出ないほど集中して早稲田に合格したと本人が述べています。ただ、入学前までは有名大学に入って友達をたくさん作り、楽しいキャンパスライフを過ごせるのかなという淡い期待がありましたが、いざ入学してみると周囲の華やかな雰囲気に溶け込めず、そこで大きな挫折を味わったことがありました。
サークルや新歓コンパに誘われても自分が参加しても大丈夫なのか、騙されるんじゃないかと疑心暗鬼になっていたと語っています。 そして4年間友達を作れず、ただひたすらに家と学校を往復する生活を送っていた時、このままではいけないという焦りがどんどん募り、人に声をかけることができない自分を変えたいと思いました。
今まで経験したことのない領域に飛び込みたいという思いから、お笑い芸人の道を志し、卒業後にNSCに入学したと述べています。
慶應義塾大学環境情報学部
トリンドル玲奈さんは、慶應義塾大学環境情報学部在学中から芸能活動を行い、バラエティ番組やドラマで注目を集め、一時休学されましたが、2015年に自身のブログで無事に卒業されたことを報告されました。
この報告をきっかけに、これまであまり知られていなかった高学歴が一気に世間に広まり、ネット上では容姿端麗でありながら高学歴であるという点に驚かれました。芸能人というイメージが強かったため、「慶応」と知った際には驚かれた声が多数寄せられました。
慶應在学中には合気道やアーチェリーなどに挑戦されたり、ゴスペラーズの北山陽一さんから歌の授業を受けた経験もお持ちです。色々なことを学んで楽しかったと語っています。
試験期間やレポート提出の多忙な時は仕事と両立されることが大変だったそうで、卒業後は専念されています。できることに喜びを感じられていたとのことです。
最近では、高学歴を活かして情報番組でのコメンテーターとして政治問題に関する発言をされたり、慶応卒の才女として、経済学者の成田雄介さんと生配信で対談されるなど、モデルや女優以外の活動も広げられています。
明治大学の商学部に進学
北川景子さんは、父親が医者だったことから、同じ道を歩むべく中高一貫の女子学校に進学されました。本来は応大学医学部を目指されていたのですが、高校時代にモデル事務所にスカウトされ、医者という夢をあきらめざるを得なかったとおっしゃっています。
しかし、優れた頭脳をお持ちで、明治大学の商学部に進学され、2009年の卒業時には、もっとたくさん学ばれたかったとの熱い思いが伝わってきます。商学部に進学された理由は、マーケティングや広告に興味をお持ちだったからだそうです。
実際、消費者行動や商品の売れ行きなどを学ばれた知識を活かし、CM出演の際には企業側の視点からセリフや表現を工夫されているそうです。在学中は、勉強が第一で、毎日地味な格好で大学に通っていたそうですが、一方で軽音楽サークルではドラムを担当され、洋楽を演奏されていたそうです。
その音楽の趣味が後のご結婚相手との出会いにつながったとされています。また、同じ明治大学商学部に在籍されていた年下の山下知久さんとの熱愛報道もありましたが、進行があった時期については、公表されていません。
関西大学に合格
ユリアン・レトリーバーさんはアメリカズゴットで知られています。最近では、彼女の優れた英語力や秀才としてのイメージが定着しつつあります。
初めは高校を卒業後、お笑い芸人を目指してNSCに入る予定でしたが、好きな男性が他の女性と付き合うことに傷つき、どう感情を表現すべきか迷いました。そこから彼は急遽大学進学を決意し、一生懸命勉強するようになりました。
その結果、現役で関西大学に合格しました。子供のころからアメリカで働きたいと考えていた彼女は、大学時代に映画研究会に所属し、英会話を独学で学んでいました。また、ダンスサークルに所属していた留学生と一緒に英語で楽しくお喋りをしていたことから、今のお笑いネタが生まれました。
さらに、大学で行われた一発ギャグ大会で唯一の女性参加者として2位になり、NSCへの入学を志す決意を固めました。彼女はお笑いだけでなく、独学で英語力を身につけるほどの才女でもあり、日本国内だけでなく海外でも活躍しています。
東京女子大学の現代文学部に
女優の田部美香子さんは13歳で芸能事務所にスカウトされ、女優デビューを果たしました。そのため高校では、芸能コースで知られる日の出高校に進学し、早くからドラマに出演して活躍していました。
新人賞を受賞するほど忙しい日々を送っていた田部さんは、心理学を学びたいという夢も抱いていました。そのため、一生懸命勉強し、名門女子大である東京女子大学の現代文学部に進学しました。
大学では心理学だけでなく、メディア論なども学んでいました。テニスサークルにも所属していましたが、入学してすぐに連続ドラマ『山田郎物語』のキャストに抜擢され、学業との両立が難しくなりました。
一時は退学も考えたと言われていますが、仲の良い友人に相談したところ、「みかこちゃんの根性ってそんなもんだったっけ?」と言われ、考えを改めて休学と留年を繰り返し、六年かけて卒業しました。
当時の忙しさから学問へのやる気が低下する時期もあったそうですが、先生方とのお話や研究室での経験、そして友人たちとの出会いにより、充実した大学生活を過ごせたことから、「途中で諦めなくてよかったです」と振り返っています。
千葉大学に
お笑いコンビオアシスの大久保佳代子さんは、女性芸人として珍しい下ネタ好きのキャラで注目を集めています。また、クイズ番組では活躍しており、ネプリーグでは女子インテリチームに選ばれるなど、幅広い才能を発揮しています。
高学歴の芸人としても知られ、学生時代から暗記科目に長けていた大久保さんは、一日6時間以上も勉強に励んでいました。その成果として、国立の千葉大学に見事合格しました。
子供の頃からお笑いや金属が好きだった大久保さんは、大学在学中にお笑いサークルに参加しました。人力車のライブオーディションに合格し、お笑い芸人としてのキャリアが始まりました。
苦労もありましたが、めちゃイケでの活躍を経て一躍有名となりました。大学卒業後は遣社員として働きながら、お笑い芸人としての道を模索していた大久保さんは、高学歴の女性芸人として異彩を放ちました。
その後、有名大学を卒業した女性芸人が現れ、大久保さんはますます注目を集める存在となりました。
慶應義塾大学の環境情報学部に
乃木坂46の元メンバーで現在では、ラジオパーソナリティやバラエティ番組でも活躍中の山崎玲奈さんは、中学時代から国立大学進学を目指す勉強熱心な少女だったようですが、芸能界には全く興味がありませんでした。
母親が彼女の知らない間にオーディションに応募したことがきっかけで、乃木坂の正規メンバーに選ばれ、センターを務めるほどの人気を獲得しました。彼女自身はアイドル活動だけが全てではなかったため、人生の選択肢を広げるためにも大学進学を望んでいました。
生まれつきの勉強好きを発揮して、慶應義塾大学の環境情報学部に進学しました。グループ在籍中は高い学識を生かして、クイズ番組への出演や歴史の授業を行うなど、幅広い活動を展開しました。
それに加え、乃木坂が中国でライブを行う機会もあったため、自主的に中国語の勉強を始めるなど、熱心な姿勢を見せました。グループを卒業後も報道番組やNHK教育番組に出演するなど、元アイドルとは思えない多才さを示しています。
今回、高学歴の女性芸能人について調べてみました。高学歴だった女性芸能人が増加する中、彼女たちの活躍は多様な価値観や才能の尊重を促す一翼を担っています。教育や職業にとらわれず、個々の可能性を追求する姿勢が、新たな時代の芸能界を切り拓いていくことでしょう。
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