アルコール依存症で知られる芸能人について

アルコール依存症で知られる芸能人について

アルコール依存症で知られる芸能人について

アルコール依存症の患者数は現在80万人以上
 アルコール依存症は、極めて深刻な疾患の一つです。誰しも、長期間にわたって過剰な飲酒を続けると、アルコール依存症に陥る可能性があります。

 

 一度アルコール依存症になると、その克服は非常に困難です。加えて、飲酒を継続すれば、アルコール依存症は着実に進行し、最悪の場合には命を落とすこともあります。

 日本国内におけるアルコール依存症の患者数は現在80万人以上と言われていますが、予備軍を含めると440万人に達すると推定されています。

 

 このうち、治療を受けているのは約4〜5万人程度だと考えられています。今回は、アルコール依存症で知られる芸能人について調査してみようと思います。

 

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女優の高橋由美子

酔っ払いキャラが付いてまわり
 女優の高橋由美子さんは飲酒にまつわるスキャンダルで芸能界を追放されたことから、アルコール依存症を疑われています。

 

 20代の頃から過度な飲酒をしており、夜中に飲み始めて翌朝の早い時間に帰宅する生活を送っていたと言われています。

 

 撮影現場で朝5時に集合しなければならないのに3時まで飲んでいたり、舞台が午前11時半に開演するのに9時まで飲んでいた荒々しいエピソードを繰り返し語っていますが、酒好きとしても有名で、テレビ番組の収録時には泥酔して途中で退出させられたり、朝まで飲んで気づいたら自宅マンションのドアに挟まれて眠っていたこともあると失敗談を述べています。

 酔っ払いキャラが付いてまわり、一時期はバラエティ番組のオファーが舞い込んでいましたが、2018年に既婚男性との不倫が報じられ、週刊誌の報道に対しても泥酔した状態で言い訳をする姿が広まり、仕事が急激に減少しました。

 

 同年、所属事務所から解雇通告を受け、芸能界から完全に追放されましたが、現在は以前親交のあった会社員の一般男性と結婚し、少しずつ芸能活動を再開しています。

 

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女優の深田恭子

お酒の摂取量や時間をコントロールできるように
 深田恭子さんは、夕方から翌日の昼までお酒を飲む習慣があるとされています。テレビ番組では、当初から次の日に撮影がない場合は必ずお酒を飲んでいます。

 

 休みの日は天気が良いようですが、朝からお酒を飲むことを自ら明かしています。その豪快な飲酒が悪化し、週に何度も大量に飲むようになったと報じられ、深夜のバーで交際相手と大喧嘩し、別れ話が出たとの情報もありました。

 

 芸能関係者による証言によれば、この騒動を受け、深田さんは飲み過ぎを抑え、運動に力を入れようとしているとのことです。お酒の摂取量や時間をコントロールできるようになってきていると述べています。

 深田恭子さんがアルコールにふける原因は、単純なものではなく、2021年に適応障害を理由に芸能活動を休止し、精神的に不安定だったことも背景にあると言われています。

 

 恋愛や事務所からの過剰な仕事の押し付け、さらには多くのストレスが彼女を追い詰めた可能性が浮上しています。芸能関係者の中には、お酒に頼る深田さんに対する懸念の声も上がっていました。

 

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元SMAPの草g剛

公然わいせつ容疑で逮捕
 元SMAPの草g剛さんは2009年、泥酔して公園で全裸になり、公然わいせつ容疑で逮捕されました。

 

 警察官に服を着るよう説得されたものの、「裸だろうが何だろうが」と反発し、記憶喪失を訴えました。事件前には6時間も飲酒し、芸能界ではアルコール依存症疑惑も囁かれています。

 

 草gさんは元々酒癖が悪く、『笑っていいとも』では香取慎吾さんも明かしました。草gさんはお酒に弱く、一度酔うと制御不能になる様子が番組でよく放映されていたそうです。

 事件後は禁酒を誓いましたが、2014年に『SMAP×SMAP』の企画でタモリさんからビールを勧められ、「十分に禁酒したから大丈夫だろう」と思い、再びビールを飲むことにしました。

 

 しかし、十年以上経った今でも草gさんのお酒との関わりは懸念されており、新しい地図のメンバーがビールのCMに出演した際、草gさんだけがスポンサーから不評を買ったと言われています。

 

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お笑いコンビ次長課長の河本

2回も急性膵炎を発症
 お笑いコンビ次長課長の河本さんは、長年にわたる過剰な飲酒が悪影響を及ぼし、2回も急性膵炎を発症し、10年間にわたって飲酒を控えるよう医師に指示されていました。

 

 最初の症状は、35歳の頃に強烈な背中の痛みが生じました。意識を失いながら病院に運ばれ、死を覚悟したと振り返っています。そして、3年間の治療を受け、適量ならという条件で飲酒が認められました。

 

 しかし、死ぬかと思うほどの経験にも関わらず、過度の飲酒を止められず、2年後に再び同様の激痛に襲われ、意識を失って病院に運ばれました。

 急性膵炎を2度も発症する事態となりました。アルコール依存症の典型と言われるほど甚大な健康被害が現れましたが、死の恐怖を味わったにもかかわらず、飲酒をやめられない状態が続いていました。

 

 しかし、その後、河本さんは10年間アルコールを完全に断つことで、2023年には医師から月に一度の程度なら認められました。自身のYouTubeチャンネルで、10年ぶりの麦焼酎ソーダを楽しむ姿を涙ながらに投稿していました。

 

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タレントの坂上忍

1995年には飲酒運転で事故を起こし、逮捕
 タレントの坂上忍さんは、正確にアルコール依存症と診断されたわけではありませんが、若いころに自身を「依存症予備軍」と呼び、酒による失敗を打ち明けています。

 

 二歳から芸能界で活動する坂上さんは、両親の離婚や父親の借金など、複雑な環境で育ちました。

 

 ストレスで100回以上自殺を考えたことも公表しており、その不安定な心境を紛らわすために酒に溺れた過去がうかがえます。

 1995年には飲酒運転で事故を起こし、逮捕されていますが、当時はこのような行為が軽視されていました。復帰後もアルコール関連の問題が報じられ、話題となることが少なくありません。

 

 報道によれば、MCを務めていたバイキングの楽屋で大量のアルコールを摂取し、その付き合いが嫌で降板する芸能人が30人以上いたとのことです。

 

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お笑いコンビチュートリアルの福田

2011年には階段で転倒し、病院に緊急搬送
 お笑いコンビチュートリアルの福田さんは、2023年に早稲田大学で催された依存症にまつわるトークイベントにおいて、正式にアルコール依存症と診断されたことはありません。

 

 ただし、2000年にM1グランプリで勝利した福田さんは、毎晩記憶を失うまで飲酒していたことを告白しました。バラエティ番組での活躍が思うようにいかず、自身の実力不足を痛感し、そのプレッシャーでアルコールに溺れたと述べています。

 眠るためには記憶を失うまで飲まねばならず、1時間でウイスキー2リットルと焼酎ロック3杯を飲み干し、気絶するほど眠りについたそうです。共演していた当時、鶴瓶さんからは、毎日酒臭いと指摘されていたといいます。

 

 危険な飲酒を続けた結果、2011年には階段で転倒し、病院に緊急搬送され、急性膵炎と診断され入院生活を1カ月送りました。それ以来、現在まで完全に禁酒していることを公表しています。

 

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お笑いコンビ中川家の兄剛

28歳の頃に発症したパニック障害
 お笑いコンビ中川家の兄剛さんは、過去に4度も急性膵炎で緊急入院したことから、アルコール依存症を疑われています。

 

 剛さんは、一人でいつも飲んでいると公言するほどの大の酒好きで知られていますが、隙を見てのめり込んでいったきりです。28歳の頃に発症したパニック障害があり、呼吸困難や動悸に襲われる不安をごまかすためにアルコールに溺れてしまったと明かしています。

 

 しかし、その角の因腫が悪さして、2003年に急性膵炎を患い、一時期、芸能活動を休止しました。それでも、過剰な印象を振り払うことができず、10年間で2011年から2013年までハイペースで急性膵炎を発症。

  そして2023年にはラジオ番組で5時間もの大手術を受けたことを明かしました。剛さんは、あと20年しか寿命がないと考えており、引退して古民家に住むことを検討している様子です。

 

 現時点では詳しい病名は公表されていませんが、4度も急性膵炎を発症してもアルコールをやめられず、深刻な健康被害や依存症があるのではないかと懸念されています。

 

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俳優の古田新太

自宅で泥酔し転倒、頭を打って50針を縫う事故
 俳優の古田新太さんは2023年、テレビ番組エースタジオでアルコール依存症を告白しました。寝起きのビールが一番!古田さんは、30代の頃に仕事の失敗やストレスからアルコールに溺れ、ほとんど食事を取らずアルコールだけを摂取する生活を送っていたそうです。

 

 一時は治療施設に入所し、断酒も経験しましたが、その後再びお酒に手を出し、2023年のテレビ番組松本中井への出演時に中居さんからお酒を指摘されたこともあり、収録前に焼酎を三杯ほど飲んでいたことを告白しています。

 同年のテレビ番組ポカポカに出演した際には、手が震えて肉をナイフで切る企画において心配の声が上がりました。

 

 2024年3月、自宅で泥酔し転倒、頭を打って50針を縫う事故が報じられましたが、妻と娘に助けを求められたおかげで命は救われたと笑顔で話していました。

 

 それでも、今でもお酒を飲むことをやめられず、アルコール依存症のシーンについて、健康被害だけでなく他にも多くの危険が潜んでいることを理解しています。

 

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モデルの林麻耶

デビューが失敗に終わり、1億円もの借金
 モデルの林麻耶さんは、日刊現代のインタビューで、長年にわたりアルコール依存症であったことを告白されました。

 

 美味しさからではなく、精神的に追い詰められていたため、お酒を飲む必要があったそうです。20代の頃にはパリコレのトップモデルとして活躍し、高級ホテルのスイートルームで派手な生活を送っていたそうです。

 

 一方で、トップの座を保つために、競争や新人モデルの登場からの不安に苛まれ、アルコールに溺れることになったそうです。毎晩どこかで飲み、酔っ払う生活が続き、さらにジャズ歌手としてのデビューが失敗に終わり、1億円もの借金を抱えたことで、ますます酒に走ったそうです。

 そして、夫と心中するために富士の樹海に入ろうと試みませんでした。その出来事をきっかけに、乱れた生活を改善する方法を真剣に考え、オーガニック野菜の栽培に取り組むことになったそうです。

 

 自分で育てた野菜を味わうことで、料理に合う食材が飲む生活を取り戻すことができました。最終的に、アルコール依存症から解放されたとおっしゃっています。

 

 今回アルコール依存症の芸能人について調べてみました。アルコール依存症は回復できる病気ですが、回復していくためには「断酒」が不可欠です。断酒とは、1滴もアルコールを口にしないということです。アルコール依存症の専門外来に通院することや、断酒継続のための内服薬(抗酒薬)の活用、さらには自助グループの活用や断酒教育プログラムを受けるという方法もあります。

 

 いくつかの選択肢があることを忘れないで下さい。

 

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