メルセデス・マイバッハGLS600とは？

極めて贅沢なショーファードリブンモデル
　メルセデス・マイバッハGLS600 4MATICは、ラグジュアリーSUVです。

　4座のみが配置されており、極めて贅沢なショーファードリブンモデルです。

 

　フロントアンダーガードや繊細な縦のルーバーが特徴的なフロントグリルと共に、孤立した優美で格式高い存在感を放っています。

 

　メルセデス・マイバッハは、最新鋭のテクノロジーを取り入れており、広々とした室内空間に、プレステージ感あふれるデザインとクラフトマンシップによって仕上げられた素材をふんだんに使用している、最高級車と言えます。

　メルセデス・マイバッハから新しく登場した高級SUVは、「メルセデス・マイバッハ GLS」となります。

 

　メルセデス・マイバッハGLS600とはどのような車なのでしょうか？

SUVのSクラスと評されるGLSをベースに
　メルセデス・マイバッハ GLS600 4マティックは、メルセデス・ベンツのラインアップのなかで『SクラスのSUV』と評されるGLSをベースにしたモデルです。

　全長5205mm、全幅2030mm、全高1838mm、ホイールベース3135mm、車両重量2785kgというスペックです。ボディの基本デザインこそGLSと同じですが、その外観は非常に立派で威風堂々としたものになっています。

専用タイヤ　フロント：285/40R23 リア：325/35R23

 

　マイバッハの伝統的なピンストライプのグリルは、気品と迫力にあふれたフロントデザインとなっており、そこには「MAYBACH」のロゴや、3本星のマスコットオーナメントが輝きを放ち、23インチのタイヤを履いた姿はまさに巨大な建物のようです。

 

　ボディカラーは、手作業で丁寧に仕上げたクラシカルなツートーンカラーも用意されています。

低負荷時に気筒を休止する機能
　このモデルのパワーユニットは、3982ccのV型8気筒ツインターボエンジン「M177」に48V電源とISGを組み合わせたマイルドハイブリッド（MHEV）システムを装備しています。

 

　ISGは瞬時に22ps（16kW）と250Nmで支援し、システム全体の出力は558ps（410kW）、最大トルクは730Nmを発揮します。

　このエンジンの特徴の1つは、低負荷時に気筒を休止する機能があります。

 

　ダイナミックセレクトで「コンフォート」モードが選択されると、エンジン回転数が800ー3250rpmの範囲で4つのシリンダーが停止します。もちろん、このパワーユニットはリアコンパートメントの快適性を重視したセッティングとなっています。

　サスペンションにはE-ACTIVE BODY CONTROLが採用されており、AIRMATICシステムをベースにしています。

 

　さらに９段ATを介して四輪を駆動する「4マティック」により、前後の駆動力配分は、走行状況に応じて、0:100ー100:0まで電子制御されます。

 

　また各車輪に48V対応のアクチュエーターが追加され、スプリングレートとダンパーの減衰力を個別に制御できます。

 

　さらに、パワーユニットやギアボックスとの連携により、選択されたドライブモードに応じて、ロールや乗り心地を完璧にコントロールします。

トップ・オブ・SUV
　メルセデス・マイバッハ GLS600 4マティックはまさに「トップ・オブ・SUV」と呼ばれるジャンルに該当し、ロールスロイス カリナンやベントレー ベンテイガスピードなどと肩を並べる存在です。

　メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATICは、メルセデス・ベンツのSUVを表す「GL」に、車格を表す「S」が付くその名のとおり、メルセデス・ベンツのSUVの中で最も大きくかつ存在感のあるボディサイズと、オンロード/オフロードを問わない卓越した走行性能を備えています。

 

　これらの特長を持つGLSをベースにしつつ、メルセデス・マイバッハとしてふさわしい徹底的な改良が施され、究極のラグジュアリーSUVを具現化したモデルとなっています。

 

　日本仕様は左ハンドルのみの設定で、車両価格は2729万円（税込み）となっています。付加価値の高いオプションリストも幅広く揃えられています。

後席の乗り心地を重視する「マイバッハ」
　ドアを開けると、そこには再び足を踏み入れるのも畏れ多いほど、華やかな空間が広がっています。

　豪華なヨットをモチーフにしたと言われる室内には、43.5度もリクライニングできる贅沢なセパレート・タイプのシートが2脚設置されています。

　そして、メルセデスのフラッグシップSUVであるGLSをベースとしているため、ボディの外寸は事実上同じですが、本来7人乗りの3列シート仕様を贅沢に4人だけで使用するために設計されています。

ランニングボードの開閉時間は時間は約1秒
　ランニングボードの総長は206センチで、後部座席の下には最も幅のある21センチが確保されています。

 

　アルミニウムで作られ、滑りにくい表面にラバーストリップが配置されており、後ろにはメルセデス・マイバッハのエンブレムが取り付けられています。

　格納されている状態では、サイドスカートの内側に隠れているため、外部からほとんど見えず、車体の中心に向かって45度傾けて収納されているため、十分な地上高も確保されています。

 

　どちらかのドアを開けると、アルミダイキャスト製の電動アームによってランニングボードが展開され、水平に配置されます。

　ドアハンドルを引いてからランニングボードが目的の位置に到達するまでにかかる時間は約1秒です。周囲が暗い場合、ドアのアンビエントライトに加えて、サイドスカートに内蔵されたLEDライトがランニングボードを照らします。

主要諸元
●全長×全幅×全高：5205×2030×1838mm
●ホイールベース：3135mm
●車両重量：2785kg
●エンジン：V8 DOHCツインターボ＋ISG
●総排気量：3982cc
●最高出力：410kW（557ps）／6000-6500rpm
●最大トルク：730Nm／2500-5000rpm
●トランスミッション：9速AT（9Gトロニック）
●駆動方式：4WD
●燃料・タンク容量：プレミアム・90L