9歳でピタゴラスの定理を独力で証明
アインシュタインは1879年3月14日、ドイツ南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州ウルム市のユダヤ人家庭に生まれました。
幼少期は言葉による表現が苦手で、5歳頃まであまり言葉を話しませんでした。
5歳のときに、父親からもらった方位磁針(コンパス)がきっかけで自然界の仕組みに対して興味を持つようになったのです。
アインシュタインは9歳のときに既にピタゴラスの定理の存在を知り、自力で定理を証明したのです。
12歳のときには、叔父からユークリッド幾何学の本をもらい、さらに微分学と積分学もこの頃には独学で習得をしています。
また天文学の存在も把握し、物理学にも関心を示すようになりました。
今回は相対性理論などを提唱し、現代物理学の父と称されるアルベルト・アインシュタイン(1879〜1955)について調べてみようと思います。
教師には反抗的
アインシュタインは17歳のときにスイスのチューリッヒ連邦工科大学へ入学します。
大学では物理学を専攻します。しかしアインシュタインは教師には反抗的で授業をよく休んでしまいます。
特に興味のない分野では授業は出席しないこともあり、逆に興味分野であれば1番優秀な成績を残したのです。
そうこうしながらも1900年、21歳でチューリッヒ連邦工科大学を卒業します。
実は工科大学の物理学部長と不仲ということもあり、大学助手になることができず、保険外交員や家庭教師のアルバイトをしていたのです。22歳になるとスイス国籍を取得し、翌年、スイス特許庁に就職します。
20世紀最大の物理学者、現代物理学の父とも称されるアインシュタイン。
物事の本質を捉えている偉人だからこそ、それぞれの名言が多種多様なシーンにも当てはまるような気がします。
If you can’t explain it to a six year old, you don’t understand it yourself.
6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない。
In the middle of difficulty lies opportunity.
困難の中に、機会がある。
It is a miracle that curiosity survives formal education.
正規の教育を受けて好奇心を失わない子供がいたら、それは奇跡だ。
Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.
挫折を経験したことが無い者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ。
Truth is what stands the test of experience.
真実とは、経験という試練に耐え得るもののことである。
アインシュタインの英語の名言に、Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.(挫折を経験したことが無い者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ)があります。
実質、アインシュタインは非常に多くの分野に挑戦しています。その偉大なる姿勢には脱帽ですね。
アルベルト・アインシュタイン
(Albert Einstein 、1879年3月14日 - 1955年4月18日)
ドイツ生まれのユダヤ人理論物理学者。
「特殊相対性理論」、「一般相対性理論」、「相対性宇宙論」、「ブラウン運動の起源を説明する揺動散逸定理」、「光子仮説による光の粒子と波動の二重性」、「アインシュタインの固体比熱理論」、「零点エネルギー」、「半古典型のシュレディンガー方程式」、「ボーズ=アインシュタイン凝縮」などを提唱。
「光量子仮説に基づく光電効果の理論的解明」によって1921年のノーベル物理学賞を受賞しています。