200万円以上の公金と寄付金が消失
神奈川県警察の松田警察署は、10月30日、同県南足柄市の地元猟友会の資金からおよそ50万円を横領した疑いで、元会計担当である39歳の高野恵理子容疑者を逮捕しました。
高野容疑者は容疑を認め、「間違いありません」と述べています。
猟友会の関係者によると、昨年だけで使途不明金が100万円以上あったといわれており、警察が調査を行っています。
さらに、容疑者は神奈川県内の女性中心の狩猟団体である「ジャパンハンターガールズ」の運営にも関与していたことが明らかになりました。
逮捕容疑は昨年6月19日から7月10日までの間に、猟友会の口座から合計51万4千円を引き出し、横領したとされています。
警察によると、これは生活費に使用されていた可能性が高いと言われています。猟友会側が不審な支出に気づき、昨年12月に被害届を提出しました。被害届提出後、事件の真相が明らかになることが期待されます。
狩猟免許を持った女性ハンターたち
2018年に「神奈川県県猟ガールズ」としてスタートした「Japan Hunter Girls」。
この団体は、狩猟免許を持つ女性ハンターたちで構成されており、活動は神奈川県南足柄エリアで行われています。
主に神奈川県南足柄猟友会に所属する3人のメンバーを中心に、約20人の神奈川県在住のメンバーが参加しています。
高野容疑者は、愛犬と一緒にできる狩猟に興味を持ったことから、神奈川県猟友会南足柄支部に所属していました。
彼女は6年前に狩猟免許を取得し、南足柄の自然環境や支部の雰囲気に魅了され、南足柄に住んでいました。
田坂恵理子(高野恵理子)の家族構成は?失踪?200万円以上の公金と寄付金が消失
開設資金約1,400万円
神奈川県南足柄市の公共施設は、女性狩猟団体「ジャパン・ハンター・ガールズ」が手がけ、2023年4月から運営しているジビエ処理加工施設が、開設後わずか半年余りで休業してしまいました。
開設に際しては、総額1,400万円の資金調達が行われ、その内訳は約620万円が農林水産省の鳥獣被害防止総合対策交付金から、そして2021年にはクラウドファンディング(CF)で寄せられた約250万円も一部充当されました。
ジビエ処理加工施設「KIWOSUKU」
南足柄市の「足柄森林公園丸太の森」
ところが、国の交付金を使用する一方で、工事業者への改修費用が支払われず、200万円以上の公金と寄付金が行方不明となり、団体側(運営者)との連絡が途絶えています。
神奈川県警松田署は、地元の猟友会からの資金約50万円を横領したとして、業務上横領の疑いで、静岡県沼津市大岡に居住する元会計担当の高野恵理子容疑者(39歳)を逮捕しました。
以前は「田坂恵理子」という名前
ジャパン・ハンター・ガールズ代表理事である高野恵理子容疑者は、以前の名前が「田坂恵理子」であったが、2022年12月27日から2023年4月15日の間に改姓したようです。
施設の開発費用として、国からの交付金が約620万円、さらにクラウドファンディングでも250万円を集め、総額1,400万円を調達していたようですが、車両を購入した後に問題が生じたと猟友会からのコメントが寄せられました。
高野恵理子(田坂恵理子(たさか えりこ))
生年月日:1984年生まれ
年 齢:39歳(2023年11月現在)
出身地:福島県(神奈川県南足柄市在住)
学 歴:ブライダル関連の専門学校卒業
職 業:一般社団法人 Japan Hanter Girls 代表理事
第一種銃猟免許、第一種狩猟免状所持
狩猟歴は2014年から。使用銃はミロクMS2000-D フィールド銃(スラッグ銃身)
夫と2人の子どもの4人家族。狩猟の活動で多忙な中、時間があれば陶芸教室に通う
使われていなかった売店を改修
国の鳥獣被害防止総合対策交付金約620万円とクラウドファンディング約250万円を活用し、リニューアルされた未使用の売店には、シンク、加工室、そして大型の冷蔵庫などが設置され、見学者向けには外からも覗けるガラス張りの展示室も新たに設けられました。
始めの計画では、施設内で捕獲されたシカなどを解体するためのトレーニングを受けた人々によって処理され、肉は買い取られて缶詰に加工される商品の販売も構想されていました。地域の食育拠点として役立つ予定でした。
市によると、施設は保健所からの営業許可を取得し、昨年7月と8月には10頭のシカが処理されました。
ところが、8月になって工事費用の未払いが発覚。続く月の中旬になると、JHG代表の女性との連絡が途絶え、やがて施設の活動停止に至りました。
2020年9月には一般社団法人『Japan Hunter Girls』が設立
2018年に神奈川県猟ガールズが結成され、2020年9月には一般社団法人『Japan Hunter Girls』が設立されました。
その後、2021年10月20日にクラウドファンディングがスタートし、2021年11月30日には目標達成率201%にも及ぶ総額5,040,062円が集ます。
2022年3月にはジビエ処理加工施設の交付金が申請され、2022年7月には車を購入。
さらには2022年8月23日に一般社団法人『木救』が設立され、2022年12月には開設準備の打ち合わせに当事者ではない柏木實(柏木みのる)市議も同席。
2022年12月27日には「南足柄市の市議会議員の方が協力してくださり、話を進めている」と回答。
2023年2月には着工し、2023年3月には事業を後押ししている議員や市も関わっているとして、2023年3月に代金未払いのまま、交付金申請に必要と要請された領収書が発行されるのです。
2023年4月1日には、ジビエ処理施設であるKIWOSUKU(キヲスク)が開設し、2023年6月には同施設が稼働します。
2022年8月には南足柄市役所に施工業者から相談が入ったそうです。2023年10月高野容疑者と音信不通状態に。